「和裁専攻科」は、和裁総合科(和裁特別専門コース・和裁テクニカルコース)の4年間の学習を通して、和裁の技術と知識は言うまでもなく、和の世界全般にも精通して卒業した者が、さらにそれらを完璧な水準にまで仕上げるため研鑽すると共に、他の和裁専門学校では学ぶことができない「花嫁衣裳」等のきものを学ぶことができる最上級学科です。
学習の成果としては、「平城遷都1300年記念事業協会事務局」より、天平衣裳の制作依頼を受けその復元に従事したことや、薬師寺の平安時代の「最勝会」で着用された袈裟や法衣をその当時のデザインや色を推定して復元したことなどが挙げられます。
こうして、「和裁総合科」の学生たちは、奈良県内はもちろん県外でも、ずば抜けた和裁技術と知識のスペシャリストとして高く評価されています。
修了者は、日本の民族衣装であるきものスペシャリストとして、実社会において和裁教員として、プロ和裁士として、きもののプロとして大いに活躍しております。
【検品】
仕立て上がったきものを1点1点寸法通り
きれいに納まっているか検品していきます。
【柄合せ・裁断】
反物の傷調べを行いきもの全体を一画面として想像し、見積り柄合せ裁断を行っていきます。
きもの学習細目 | 取得検定・資格 |
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・一部式袷着物 ・二部式袷着物 ・十徳 ・リバーシブル道中着 ・丸帯、男物角帯 ・本振袖 ・花嫁衣裳 ・紗無双コート ・きものリメイク | ・和裁技能士(国家検定)〔2級〕 |