2020.02.10
奈良市の徳融寺様にて、
令和元年度の針供養を執り行いました。
和裁に欠かせない針は、消耗品です。
曲がる・折れるなど、使うことができなくなった針を、豆腐など軟らかい物に刺して供養する行事が針供養です。
今までの感謝と、これからもよろしくお願いします、という祈りを込め、
本校では毎年お寺様にて供養して頂いています。
「物にも魂が宿る」という、日本ならではの考え方が生み出した行事です。
1年に1度、こうして感謝の機会を設けることで、
普段何気なく過ごしている実習や日常にも、いろいろな「おかげさま」が詰まっていることを再認識します。
「今までおつかれさまでした。せめて最後は柔らかいもので」
そんな学生の声が聞こえるようです。