奈良きもの芸術専門学校ブログ

2018.01.17

【卒業生紹介】(株)パールトーン仕立部 勤務の先輩

先日、卒業生の仕事場を見学させて頂きました。 和服を好きな方であれば、企業名をよくご存知の方も多いと思います。 大事なきものを水や汚れから守る「パールトーン加工」という撥水加工技術を持つ、 (株)パールトーンで仕立部に所属している先輩です。 [和裁テクニカル学科卒/西森さん/三重県立名張高校出身] IMG_0512-2 - コピー -以下、卒業生のコメントです。- 全国から集まる反物をベトナムにある自社工場へ送るために、 色柄・寸法・仕立て方などを決められた形式に書き換えた伝票を起こし、 その伝票に基づいて輸出に関するデータを作成することが主な業務です。 IMG_0470-2.jpg 仕立ての仕事はお客様と顔を合わせないところに難しさを感じますが、 お客様からお預かりする着物一点一点に想いがあることを忘れず、 仕立て上がった着物に袖を通す人の事を考えながら日々仕事をしています。 IMG_0493-2.jpg 今の仕事に必要とされているのは和裁に関する知識です。 専門学校で縫う技術だけではなく、見積もりから仕上げまで一貫して学べたことで、 現在もお客様一人一人の体型や要望に合わせた仕立ての提案に役立っています。 IMG_0516-3.jpg 着物の世界は奥が深いです。 (株)パールトーンでは日本全国から着物をお預かりする為、 着物の生地や、仕立て方に関する知識が学生の頃より遥かに深まりました。 これから和裁を勉強する方々には、専門学校でしっかりと基礎を身につけて、 卒業後それぞれの道で着物の文化を守り、伝えられる人になって貰えればと思います。 ⇒安心きものパールトーンホームページ
撮影の後、京都の工場内もご案内して頂きました。 代名詞でもある「パールトーン加工」、加工部はさすがに企業秘密とのことでしたが、 パールトーン済のきものに対する検品作業を見せて頂くことができました。 IMG_0517-2.jpg 霧吹きで水をかけると、水がまさしくパールのごとく球状に浮き上がります。 「濡れない」というよりも、「はじく」という印象でした。水をさっと拭けば元通りです。 「着る方に優しいのはもちろん、周りの方にも優しい加工」とご紹介を受けました。 大切なお客様のきものに水を零してしまった… そんな時も「パールトーンですので、大丈夫ですよ」の一言で終わる、と。 全国から注文が集まる理由が分かります。本当に素晴らしい技術です。 和服に関わる仕事と言うと、和裁、販売、着付…という仕事が目につきますが、 その裏には西森さんのように、お客様の事を常に考えて働いている多くの方々がおられます。 もちろん、きものの事をしっかりと理解していなければできない仕事です。 1枚のきものには色んな方が関わっていることがよく分かりますね(^^)
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2018.01.10

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。昨日から事務局と一部学科の授業が再開しました。 本年も奈良きもの芸術専門学校をよろしくお願いいたします。 新成人の皆さん、成人おめでとうございます!! 本校の2年生たちは全員、年末にかけて自分で仕上げた振袖を着て、成人式に出席しました! 5f1lG3t89d2AHJh1515473831_1515473893.png nrgekvN4FXIbqqu1515473946_1515473983.png faYMPX6Bw3qH9Nu1515474086_1515474114.png IMG_0461-3.jpg IMG_0463-3.jpg きっと素敵な思い出になったことだと思います。 自分の手作り振袖で、一生に一度の舞台を彩る、着付けも自分でする、 そんな選択はいかがでしょうか? 生地となる反物の購入費用は学生によりまちまちですが、 安価な物を選択した学生であれば、当日のヘアメイク代の方が大きくなるほどだったようです。 なにより、自分が本当に気に入った柄で、時間をかけて仕上げた一着です。 寸法もオーダーなので着心地はもちろんよく、これから結婚式などに呼ばれた際にも着用していくことができます。 手作りの良さは色んなところにありますね(^^)


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2017.12.22

インターンで高校生を受け入れました

昨日と一昨日、県内の高校生がインターンシップで本校にやってきていました(^^) インターンは企業で実際の仕事を体験するという形が多いですが、 本校はもともと「社会で仕事をするための実力を身につける場」ということで、 2日間、本校の学生と同じように授業を受けてもらいました。 ●きもの文化を支える和裁技能士の仕事を体験! IMG_0404.jpg ●子供もの浴衣が完成!  IMG_0415-3.png ●茶道の体験(流派:裏千家) IMG_0306.jpg ●華道の体験(流派:池坊) IMG_0316-2.png ●マナー実習 この日はたまたまテーブルマナーでした(*^_^*) IMG_0324-2.png ●着付士の仕事を体験! IMG_0364-2.jpg ●プロになるためには色々な帯結びを覚える必要があります IMG_0385-2.jpg ●展示室をご案内 海外の方もお客様になる世界と認識してもらえましたでしょうか IMG_0399-2.jpg きもの・和文化の世界や仕事のこと、体験前よりも好きになって頂けていたら嬉しく思います。 在校生にとっても、非常にいい刺激になっていたようでした。 2日間、ありがとうございました!
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2017.12.12

2年生が成人式用振袖を製作しています

こんにちは。奈良きもの芸術専門学校です。 本校の2年生たちは今、カリキュラムで自分の成人式用の振袖を製作しています。 来年1月8日の成人の日には、それぞれの地元で、この振袖を着て成人式に出席します。 (もちろん、着付けも自分でできるように指導しています!) もう完成した学生もいました。未経験から約2年、色んなきものを経験した努力の結晶です。 IMG_0255-2 - コピー レンタルなどを利用される方も多いとは思いますが、 自分で仕上げた、世界に一つだけの振袖はきっと素敵な思い出になることだと思います。 着るたびに、当時のことを思い出すのではないでしょうか(^^) IMG_0246-2 - コピー 挑戦中の学生。「冬休みまでに絶対完成させます!」とのこと。がんばれ! こちらはちょうど完成していた、3年生製作の男物陣羽織(じんばおり)。 男物もカリキュラムに含まれています。 IMG_0270-2 - コピー 自分でつくりだす“きもの”や“振袖”、 素敵だな、と感じた方は、 ぜひきものの専門学校への進学もご検討下さい。 本校は未経験の方も大歓迎です。
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2017.12.11

まほろば円舞会2017 学生有志が着付けを担当しました

先日、奈良100年会館にて開催された「まほろば円舞会2017」にて、 学生有志が着付けとご案内を担当しました。 天平衣裳での舞や音楽劇などが登場する、ダンスと歌と音楽の祭典なのですが、 受付では留学生の方々がきものを着てお出迎えという、 「逆おもてなし」状態。 来場者の方々は驚かれたのではないでしょうか。 17-11-28-17-27-13-492_deco.jpg 本校の学生達はこの留学生の方々への着付けを担当。 17-11-28-17-28-29-377_deco.jpg そして自らもきものを着て、ご案内も担当していました。 17-11-28-17-29-31-906_deco.jpg 学校の近くですので、チケットを持ってお客さんとして遊びにいった学生もいました。 様々なショーを見られて、とても楽しかった!との声が(*^_^*) まほろば円舞会、来年は10周年だそうです。 既に日程も発表されていますので、ぜひチェックしてみてください。 https://mahoroba-dance.or.jp/
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